洗顔目的なら固形石鹸がベスト?
人の顔というのは多くの場合、晒されているものです。
それは見せ物という意味ではなく、体は服等を身につけていても、顔はオープンです。
そのため、ほぼ年中時間問わず空気中に晒され、紫外線や空気中ホコリや排気ガスなどなど、ありとあらゆるものが肌へと降り注いでいるようなものなのです。
当然のことながら、そのまま放置すれば顔は汚れ、雑菌の繁殖などで肌荒れを引き起こしてしまいます。
仮にメイクで外気から肌を保護していても、メイクをしたままでは、それもまた大きな肌への負担となり肌荒れに繋がります。
そのため、汚れを落とす為にも洗顔をおこなう必要があります。
通常、洗顔料は水性の汚れを落とす為のものになります。
クレンジングの場合は、メイクなどの油性の汚れを落とすものです。
改めて言うまでもないのかもしれませんが、朝起きて顔を洗うときにクレンジングをする人はおそらくいらっしゃらないと思います・・・。
朝の洗顔は洗顔料を使うべき?
朝の洗顔については、ぬるま湯で洗顔すれば充分という意見や、洗顔料できちんと顔を洗うべきという意見があります。
「実際のところどうなの?」
と思ってしまいますよね?
確かに、朝から洗顔料で洗うことで、皮脂を落としすぎてしまい、人間のもつ防御本能として皮脂の分泌を行い、返って顔がテカりやすくなるという声もあります。
しかし、朝の洗顔については、やはり洗顔料の使用をおすすめ致します。
なぜなら、人の顔は睡眠中に分泌された皮脂や汗、そして空気中のホコリなどによって、肉眼では見え辛い汚れが付着しています。
そのため、朝の洗顔によって、これらの汚れを落とす事が必要なのです。
もちろん、使用する洗顔料をどのようなものにするかというのは重要なポイントになります。
朝の洗顔は固形石鹸がおすすめ
洗顔料と一口に言っても、今や膨大な数の商品がありますよね?
ドラッグストアや化粧品売り場に、ネット通販限定商品など、実に様々な洗顔料があります。
特に、女性が気になる肌の潤いに特化して、洗顔で潤いを得られうといった洗顔料もかなりありますね。
しかし、朝の洗顔については、こういったプラスアルファを強調した洗顔料は、あまりおすすめできません。
これらの洗顔料は、顔の汚れを落とす目的以外がプラスされていますが、洗顔時にそれらの成分が顔に働きかけたとしても、多くの場合すすぐさいに流れ落ちてしまいます。
どちらにしても、洗顔後に化粧水などのケアは行いますよね。
それであれば、洗顔料は、あくまで顔についた汚れを落とす目的で使用する方が、肌にも余計な負担はありません。
特に注意点としては、潤いを強調した洗顔料の場合、洗顔後に肌がしっとり潤った感触は得られるものの、その後にメイクをするのであれば、洗顔時に潤い成分として配合された油分によって、肌に薄い膜が張られたような状態になります。
これでは、化粧品の浸透への影響も少なからずでてきますので、結果的に化粧のノリが悪いみたいな事になりかねません。
そういった事からも、洗顔におすすめなのは、スタンダードな「固形石鹸」です。
洗顔石鹸は、シンプルなものほど、余計な油分などは含んでいませんので、汚れを落とすという目的に適しています。
ちなみに、肌がオイリーだという方は、通常体を洗う際に使用される浴用石鹸でも良いと思います。
洗顔フォームや泡タイプなどのクリーム系などは、どうしても油分を始め色々な成分が含まれているため、汚れを落とす朝の洗顔としてはあまりおすすめでなないように思います。