美肌と睡眠の関係「快眠のポイントとは?」
美肌であるための基本中の基本となるのは、実は「睡眠」です。
化粧品などの外側からのケア、そして食事などによる内側からのケア。
もちろんどちらも大切なのですが、それ以上に睡眠のおける肌を回復させる機能は重要と言えます。
寝不足が肌に悪影響を及ぼすことは、今更言うまでもないのかもしれません。
寝不足だと身体にダルさを感じたり、頭もスッキリせずつまらないミスもしがち。
身体の不調は、そのまま肌の不調にも密接に関わってきます。
なぜなら、人間の身体というのは、眠っている間に血液を通して修復が行なわれているため、睡眠が不足すれば、充分な修復が行なえないため、肌荒れや体調不良へと繋がるのです。
身体の修復のポイントとなる血液は、人間が起きている時には脳へ集中するようになっています。
即ち、肌に血液を通じて栄養が届くという訳ではないのです。
睡眠が重要であるのはこのような理由が大きいのです。
美肌のための睡眠の取り方とは?
一般的に、肌を良好に保つ為に必要な睡眠のタイミングは、午後10時から午前2時頃とされています。
この時間帯は、睡眠を取るのが肌のためには大切と言われています。(薄毛予防も同様です)
このあたりについては、人間がそもそももつ「体内時計」に基づくと言われていますが、時代の移り変わりもあり、この時間帯については、絶対的なものではないように思います。
大切なのは、睡眠時間を安定させることだと言えます。
いくらその時間帯に睡眠をとったとしても、1日4時間睡眠だとしたらどうでしょう?
多くの方は睡眠不足となるはずです。
昨今は、ショートスリープなるものが注目され、著名人・有名人では、1日に2時間から3時間程度の睡眠しかとらなくても健康的な生活を送れていると話題となっています。
この極端に短い睡眠時間は、賛否があるところで、すべての人に有効とは言えないものではあります。
ショートスリープに身体が慣れるのにも時間はかかりますので、無理にされる必要はないと思いますし、それよりも6時間から7時間くらいの睡眠時間を安定して確保する方が肌のためには良いと考えます。
午後10時に眠るというのは、現代社会においては難しくなっているとは言えますので、それが11時、0時になったとしても、毎日その時間に眠りにつき6〜7時間くらいの睡眠時間を安定的に確保できれば問題はありません。
ちなみに、人間は眠り始めの3時間くらいを目安に成長ホルモンの分泌が活発に行なわれるとされています。
成長ホルモンが活動することにより、肌の細胞分裂が発生します。
それこそが<肌の修復>ということになります。
そこに要する時間が、約6時間と言われているため、1日の睡眠時間が6時間から7時間必要ということなのです。
寝不足を解消するために、お休みの日などに寝だめをされた経験のあるかたは少なくないと思いますが、これらの理由から寝だめでは肌の回復は困難となりますので、早寝は困難でも、6時間の睡眠確保は安定して行なえる様な生活リズムを作っていきましょう。
美肌のための快適な睡眠のポイントとは?
美肌でいるために大切な睡眠ですが、眠っている間に肌を回復させるためには、快適な睡眠であることが重要です。
そのための大切なポイントについて御紹介したいと思います。
眠り始めをスムーズにするためには、体温がポイント。
ストレッチくらいの軽めの運動を横になる前に行い、少し体温を上げ、その後、暖まった身体から体温が下がり始めるころに横になると、眠るためのスイッチが入りやすくなります。
インナーや矯正下着など、締め付けのキツい下着などは、血行が悪くなってしまいます。
睡眠中の血の巡りが肌の回復を促すため、くれぐれも下着で身体を締め付けすぎないようにしましょう。
冷え性の方は、靴下を履いて寝むる場合があると思いますが、できれば脱いだ方が良いでしょう。
よく「コーヒーを飲むと眠れなくなる」と言いますし、眠気覚ましにコーヒーというのは、もはや定番です。
その理由としては、カフェインが脳を刺激・覚醒する作用があるとされるところからきています。
そのため、眠りにつこうとされる2〜3時間前からは、コーヒーや紅茶といった飲み物は控えるようにしましょう。
反対におすすめなのは、ハーブティーやホットミルクです。
ハーブティーであれば、カモミールが眠気を誘う効果があるとされ、気分もリラックスできるので良いでしょう。
飲み物以外では、アロマオイルも睡眠の導入としてはおすすめです。
快適な睡眠を得るために重要な寝具の中で、枕についても今一度チェックしておきましょう。
通常、人間の身体は正しい姿勢で立っているときと同じ首のカーブが仰向けに寝ているときに維持できるのが理想と言われています。
枕の役割は、首のカーブが身体のラインを整えるための補助的な存在と言っても良いでしょう。
女性の場合であれば、枕の高さとしては、首の後ろが7センチ程度、後頭部の高さが5センチ程度が理想です。
よく部屋が明るくないと眠れないと言う話を聞きますが、良質な眠りを促すとされる「メラトニン」は、目に入る光量によって分泌量が変ります。
部屋の証明が明るくついたままでは、メラトニンの分泌が落ちるため、睡眠の質にも影響します。
就寝前にはリラックスした状態に身体を整えることが好ましいため、就寝の1時間くらい前には明るい照明は落とすようにしましょう。
真っ暗だとどうしても落ち着かないという方もいらっしゃると思いますので、その場合は、足元などに光量の弱いライト程度であれば問題ありません。
明かりを落とす事で落ち着かないとなれば、それもまた快適な睡眠を得られにくくなりますので。
美肌のための快適な睡眠をとることが、肌トラブルを予防する第一歩となりますので、睡眠について一度見直してみてはいかがでしょうか。