ヒアルロン酸がお肌に良いのはなぜ?
ヒアルロン酸はもともと人の体内にある成分で、肌の弾力を保ったり、潤いを保つために欠かせないものです。
ムコ多糖類で、水分を吸引する性質があり、とても粘度質が高いことで知られています。
例えば、ヒアルロン酸が配合されている化粧水などは、他の化粧水とくらべるととろみがついていて、お肌につけるとしばらくはお肌の上に残っている感じがします。
ヒアルロン酸がお肌に良い理由とは、この粘性と高い保水力です。
粘性があると、なんとなくお肌に浸透しづらくて良くないように感じるかもしれませんが、これは外部からの影響をとても受けにくく、温度にも関係なく保水力を保つために重要なテクスチャーなのです。
確かに、さらっとしたテクスチャーで肌に残らない方が、「浸透している」という実感を持ちやすいかもしれません。
しかし、そういった成分は、本当にお肌の細胞に浸透しているわけではなく、付けているうちにほとんどが蒸発してしまっているのです。
これでは、使い心地はいいかもしれませんが、肌が求めている保水力を得ることが出来ません。
ヒアルロン酸が1gあれば約6リットルもの水分を保持することが出来るので、ヒアルロン酸さえあればお肌は常に潤っています。
また、お肌を健やかに保つために必要なミネラルやアミノ酸などの栄養素を、肌細胞の奥まで運ぶという重要な役割も担っています。
つまりヒアルロン酸がなければ、どんなに頑張ってお肌に良い成分を摂っても意味がなくなってしまうことがあるのです。
赤ちゃんはハリのあるぷりぷりのお肌をしていますが、これはヒアルロン酸がたっぷり含まれているからで、ヒアルロン酸がお肌に良いということが分かるでしょう。