体の内側から美肌を実現するための食べ物について
美肌を手に入れるためには、肌の保湿はもちろん重要な事になりますが、同時に重要視しておくべき事は、肌の外側からだけでなく内側からのケアになります。
内側からと言えば、やはり食べ物と飲み物は当然のことながら外せませんよね。
ということで、「体の内側から美肌を実現するためには」という視点で、普段口にする食べ物や飲み物と肌ケアの関係についてお伝えしていきたいと思います。
食事は栄養のバランスを!重要なのは野菜だけじゃない
美肌実現のための食べ物・飲み物と聞くと、多くの方はどうしても野菜を中心にビタミンをしっかり摂ることをまず気にしませんか?
しかし、栄養というのはある単独の栄養素によって作用されるとは限りません。
人間の体というのは、様々な栄養素を良いバランスで摂取することによって、体の内側、外側へ良い働きが期待できるものになります。
お肌へ良いとされている栄養素にも、ビタミンを始め色々なものがあるため、特定の栄養素だけを集中的に摂っても、肌に必ずにも良い結果をもたらすということではないのです。
確かに野菜からビタミンは摂れますが、美肌のためには「たんぱく質」も欠かせません。
たんぱく質というのは、体調を整えるためにも質の良い睡眠を得るためにも必要な栄養素とされています。
肌の状態を良好に保つためにも日頃の体調管理はとても重要ですよね。
特に若い女性の方には、野菜中心の食事にして、肉や魚を口にしないダイエットを実践されている方が少なくありませんが、肌にとっては困った状態を引き起こす可能性を高める行為なんです。
野菜を食べることは大切ではありますが、生野菜の摂り過ぎは体を冷やしてしまう可能性や血行への影響も考えられます。
血の流れが悪くなるということは、肌に送るべき栄養がきちんと届けられなくなるということになりかねませんので、気をつける必要があるのです。
これらのことから、美肌を実現していくための食事というのは、偏った栄養の摂取にならないようにバランスを意識して、極端に足りない栄養素が出てこないようにするようにされることが大切になります。
美肌に重要なポイントとなる栄養素はこの3つ
美肌という視点からバランスよく摂っておきたい栄養素の中でも特に重要となるのが、ビタミンAとビタミンC、そしてたんぱく質です。
ビタミンAは緑黄色野菜に豊富に含まれているため、おすすめの食材としては、トマト、かぼちゃ、人参、ほうれん草、ブロッコリーといったものになります。
(その他の主な緑黄色野菜)
アスパラガス、ニラ、小松菜、オクラ、さやえんどう、シシトウガラシ、ニンニクの芽、三つ葉、高菜、春菊など
口にする量の目安としては、1日あたりに100グラム以上は欲しいところです。
ビタミンAの良いところは、なんと言っても摂りためできるところにあります。
もし、日々の食事の中で摂れないことが続くようならば、摂れる時にまとめて多めに口にするようにしておきましょう。
ビタミンCと聞くと、イチゴ、レモン、キウイ、ミカンなどのフルーツをイメージしますが、もちろん野菜からも摂れます。
基本は、淡色野菜である、タマネギ、大根、サツマイモ、レタス、キャベツといったものから摂取できます。
(その他の主な淡色野菜)
セロリ、らっきょう、カブ、白菜、レンコン、ラディッシュなど
フルーツの注意点としては、食べ過ぎると糖分を必要以上に摂取してしまう恐れがありますので、これらの野菜とバランスを取ると良いでしょう。
ビタミンCの1日の摂取量の目安としては、ビタミンAの倍の200グラム程度になります。
気になる点としては、ビタミンAとは違い、Cの場合は摂り溜めができないため、尿などと一緒に体外に排出されてしまうところになります。
そのため、ビタミンCについては毎日の食事の中で出来るだけ口にするようにしておきましょう。
肉や魚、卵や牛乳からたんぱく質は摂取できますが、1日あたりの摂取目安としては、卵であれば1個、肉は赤みで60グラム前後、魚の場合もおなじくらい欲しいところです。
牛乳(乳製品)については、200ミリリットル前後になります。
肉については、脂質が気になるかもしれませんが、食べる量はもちろんのこと、調理するときに油で焼くだけでなく、蒸したりゆでたりといった調理法を取り入れることで、必要以上に脂質を摂取してしまうことは避ける事ができます。
食べ物のまとめ
日々の食事のバランスが美肌実現のためにはとても大切だと分かっていても、どうしても様々な事情により、食事が疎かになったりしてサプリメントに頼ってしまう事もあると思います。
基本的に、野菜や果物、肉や魚といった食べ物と比べた場合、サプリメントについては体の中への吸収といった面では少なからず落ちてしまいがちです。
そのため、できるだけ食事でこれらの栄養素をきちんと摂るようにして、どうしても足りないという状況のときに、補助的にサプリメントも併用されてみてはいかがでしょうか。